忘れないように

こんばんは。

今日は10/13.

昨日は地球最大規模の台風19号が日本列島を襲来しました。

僕は北海道人ですから、台風に免疫が低いと思います。

子供の頃から台風が北海道に来ると言っても、

ほぼ熱帯低気圧になってくるもんで、

少し雨が強く降り、少しだけ強風が吹くのが僕にとっての台風。

ただ、今回の台風は前評判もあって

想像以上の事が起こるのではと気を張りながら待機していた。

台風前日のスーパーからは品物がなくなり、

近所の人達も、ガラスに養生テープを貼りガラスの飛散に備えている。

僕は去年経験した北海道での地震の事を思い出すが、

装備が北海道の自宅と東京の自宅では大違いなことに今更気付いた。


北海道での僕は、山菜を採りに山に入るし、魚を釣りに海に行くし、

小学生の頃から自分専用のナイフを与えられるような生活。

車の中には何があってもいいように懐中電灯や寝袋が常備されている。

一方、東京での僕の生活はその真反対の生活だ。

山を見ることも、釣りの為に海に行くこともほとんどない。

ただ、不思議なもので、

ないならないなりの対策とかはちゃんと思い浮かぶんです。

あれの代わりにこれを使おうとか、こうなった場合はこうしようとか。

体の中にアドベンチャー要素がちゃんとあって、

最初は、残念に思ったものの、最終的にはいつ何があっても大丈夫というくらい心も装備も準備できた。


子供の頃からの経験ってのは、大人になってから役に立つものだ。

子供の頃の勉強をなかなか役に立てれていない大人になってしまったけど、

子供の頃、週末に親父に連れていかれた自然の中での経験は、

今の友人を作る時にも、こんな被災の時でも役に立つ。

自然から教えてもらえたことってのは本当に尊いのだなと改めて感じるのです。


台風襲来当日は、緊張感を持ちながら朝から降り続く雨を見て、暴風域突入への準備を備えた。朝から何台もの消防車、救急車、パトカーのサイレンが鳴り響く。

友人数人の安否も確認し、いざ暴風域へ


そこは雨が真横から降る世界。

どこかのシャッターがガンガン音を出し、自転車が倒れる音が近所からしていた。

むやみに外に出てはいけないと思いながらも、

この目に焼き付けたい衝動。

何度か外に出て、今回の台風の威力を体験した。

1時間もしないうちに暴風域を抜けたのか突然の静寂が訪れる。

雨も止み、風も止み

僕にとってはこの静寂の方が怖く感じた。


一夜明けると、

そこには真っ青に晴れ渡った空があり

気温も高く、風も心地良い。

ほんの数時間前の事が嘘のように穏やかで、

人間が自然に勝とうとすることがいかに愚かなことなのかが理解できた。

僕は、近所を自転車で回りながら、

この穏やかな空気に触れ、

災害のことなど考えずに借りた今の住まいが、

災害に非常に強い地域だという事への感謝をするために

地域の神社へ向かった。

そして、今回の台風での大きなトラブルがなかった事と

改めて、この土地へ導いてくれたことの感謝をしてきた。



SHOGO KAWAHARA

Connector(コネクター)として全国を飛び回る河原将吾のすべてを発信。

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